「まぁ、別に俺らは雪夜が負けるとは思ってないからどうでもいいんだけど…」
「ンだよ淳平!! 俺がいなくなったら、ココ通夜会場になるだろーが!」
「雪夜ウルサイ。
で、そこで瀬那ちゃんの反応に雪夜が違和感を感じたみたいなんだよ」
「…え?」
それを聞いて、雪夜に視線を移せば、彼はケッと腕を組んでそっぽを向いた。
「やけにケガや血を怖がった? みたいな感じがしたらしいんだ。
……で、ここからが本題」
と、淳平サンが片手で弄んでいた缶ジュースをテーブルに置いて、真剣な表情になった…、
…………その時。
「ゆーうーまー!! また階段下に犬いたけど、また拾ってきただろ!」
その場の空気をぶち壊すような明るい声が響いて、壁に吸い込まれた。
