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そっと壁に背中をくっつけて、僅かに顔を出して視界にその光景を取り込む。
それがとらえた光景は、私の予想通り、不良校同士の喧嘩。
しかも3対1と卑怯な状況に心がざわめいた。
(け、警察に連絡した方が良いよね…!?)
一般的常識が反応して、私は手に握りしめていたケータイ画面に110番を打ち込んだ…、その時。
「何だテメェ!!!」
「えっ…、やっ…!!」
背後から聞こえた怒号が私に向けられていたものだと気が付いたとき、私はその声の主に腕を捕まれ、不良の喧嘩の中に放り込まれた。
「…誰だテメェ」
「や、え、その…」
「コイツ俺らのことケーサツにチクろうとしてたぞ」
「へぇ…」
と、いかにもこの集団の中でリーダー風な男が私を品定めするような目で眺める。
やけに長い金色の髪から覗く、作った風の悪い目つきに、大した不良じゃないなぁ…って悠長に考えてたら、いきなりその不良の顔が歪んで、視界の中から弾かれた。
その突然の出来事に、不良が飛んだ方向の逆に視線を走らせると、
そこにいたのは、飛ばされた不良と真逆の黒髪の……
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そっと壁に背中をくっつけて、僅かに顔を出して視界にその光景を取り込む。
それがとらえた光景は、私の予想通り、不良校同士の喧嘩。
しかも3対1と卑怯な状況に心がざわめいた。
(け、警察に連絡した方が良いよね…!?)
一般的常識が反応して、私は手に握りしめていたケータイ画面に110番を打ち込んだ…、その時。
「何だテメェ!!!」
「えっ…、やっ…!!」
背後から聞こえた怒号が私に向けられていたものだと気が付いたとき、私はその声の主に腕を捕まれ、不良の喧嘩の中に放り込まれた。
「…誰だテメェ」
「や、え、その…」
「コイツ俺らのことケーサツにチクろうとしてたぞ」
「へぇ…」
と、いかにもこの集団の中でリーダー風な男が私を品定めするような目で眺める。
やけに長い金色の髪から覗く、作った風の悪い目つきに、大した不良じゃないなぁ…って悠長に考えてたら、いきなりその不良の顔が歪んで、視界の中から弾かれた。
その突然の出来事に、不良が飛んだ方向の逆に視線を走らせると、
そこにいたのは、飛ばされた不良と真逆の黒髪の……
