憂鬱 Everyday


その罵声は凄い近い位置…、細かく言えばこの路地の曲がった先から聞こえた。


(……?)

ふと、ここらへんの地域で頻発するオヤジ狩りとか、恐喝とか、不良校同士の喧嘩の光景が浮かんで、息を殺して声の方に足を進める。




…………よくよく思い返せば、
この時浮かび上がった好奇心とか野次馬根性を理性で食いとめておければ、“アンナコト”に巻き込まれることはなかった。