すると、ひなたは 後ろから私たちを抱きしめて 「俺は?」 と言った。 「言うまでもないよ。」 そう言うとひなたは 私に優しくキスをした。 今までで一番甘いキス。 深い、深い黒に染まった冬の夜空と 冷たい空気の中、 私は小さいようで とてつもなく大きな幸せと愛と 暖かさを感じた。