「大学の先輩に実家がお寺の人がいて
その人から聞いた話なんだけどさ、
一見、誰かの為に~って思う事も結局は自分の為なんだって。
俺が『そんな彼氏、別れちゃいな』
って思うのは
悩んだり苦しんだりする香奈ちゃんを自分が見ていたくないから…で。
つまり、そんな香奈ちゃんを見てると自分が辛いから
もう別れちゃいなよって無責任な事を思うらしい。
人って、どんな時でもそれだけ自分が大事で優先なんだな」
「・・・・・」
「だからさ、
話し聞いたりアドバイスはするけど
どうするかは自分で決めな?
だって、香奈ちゃん彼の事好きなんだろ?」
そう。
こんな目にあっても
私は、崇人が好きだ。
嫌いになれたなら
こんなに悩んだりなんか、しない。
「心配するのは香奈ちゃんの魅力をそれだけ彼が認めてるって事なんだろうとは思うから。
何か、解決策があるといいんだけど、な」
「・・・はい」
「あのさ、まだ誰にも言ってないけど
俺、バイト8月までになったんだ。
それまでに彼の事が落ち着けば、
俺も心おきなく辞めれるんだけどな~」
何でも無い事のようにサラリと言い
呑気にウーンと、伸びをしている大久保さんを思わず凝視する。
「何で?何ですか?」
その人から聞いた話なんだけどさ、
一見、誰かの為に~って思う事も結局は自分の為なんだって。
俺が『そんな彼氏、別れちゃいな』
って思うのは
悩んだり苦しんだりする香奈ちゃんを自分が見ていたくないから…で。
つまり、そんな香奈ちゃんを見てると自分が辛いから
もう別れちゃいなよって無責任な事を思うらしい。
人って、どんな時でもそれだけ自分が大事で優先なんだな」
「・・・・・」
「だからさ、
話し聞いたりアドバイスはするけど
どうするかは自分で決めな?
だって、香奈ちゃん彼の事好きなんだろ?」
そう。
こんな目にあっても
私は、崇人が好きだ。
嫌いになれたなら
こんなに悩んだりなんか、しない。
「心配するのは香奈ちゃんの魅力をそれだけ彼が認めてるって事なんだろうとは思うから。
何か、解決策があるといいんだけど、な」
「・・・はい」
「あのさ、まだ誰にも言ってないけど
俺、バイト8月までになったんだ。
それまでに彼の事が落ち着けば、
俺も心おきなく辞めれるんだけどな~」
何でも無い事のようにサラリと言い
呑気にウーンと、伸びをしている大久保さんを思わず凝視する。
「何で?何ですか?」
