私は教室に行くのかと思いきや
なぜか冬真くんの足は反対側のところへ進んでいた。
何階かあがり、ついたのは…
誰も…いない空き教室。
私はポカーンとしていると
冬真くんに抱きしめれる。
私は拒むことなく冬真くんの背中に手を回した。
「ごめんな…。」
苦しそうな声で謝ってきた。
私は首を振る。
それに、ホッとしたのか
私から離れる。
さみしくなったが、ワガママはダメだ。
冬真くんは目を細めて
私の頬に手を伸ばす。
私に触れて…
冬真くんはこう言った。
「俺の過去…。」
え…
私はただただ見つめていることしかできなかった。


