「それより先生、今日の晩御飯は私も手伝ったんだよ?」
「は?お前料理出来たのかよ」
計算通り先生の気を紛らわせることに成功した。
「そうなの。葵ってね、見かけによらず料理上手いんだよ?」
「へ~・・・・・」
絶対信じてないな。
「とりあえず食べようよ」
留美がキッチンに入って来た。
お皿を3枚だし、ご飯を盛って行く。
「いただきます」
そういえば・・・・・・・
「本当だ、美味しい」
こうやって誰かと食べるの初めてかも・・・・・・
「でしょ?葵って一人暮らしなんだって。だから料理上手いんだって」
一瞬顔を歪めた先生。
私はそれを見落とさなかった。
「いっそのこと家に住んで貰う?」
「俺はこいつの担任だからバレたら問題になるよ」
「そっか・・・・・」
この2人を見ていて、私はココに居てはいけない気がした。


