まるで一瞬時間が止まったようだった。
何処にでもいるような美人系の女性。
大きなツリ目。
私よりやや大きめな身長。
金髪のショートヘアー。
「ねぇ」
________!
「なんか用?」
「今にも消えてしまいそうだったから」
え_____?
「後ろ姿が、消えて居なくなりそうだったから」
だから声をかけたの、と付け加えた。
「・・・・・・・・何ふざけたこと言ってるの?」
「そっか、ごめん」
意味分かんないから。
「でもさ、何か抱えてるんじゃない?私、そういうの分かっちゃうんだよね」
「例え、あったとしてもあんたには関係ないでしょ」
「そりゃそうだ。あんた言葉に棘があるな~」
ガハハハと笑っているのに、それすら綺麗に見える。


