「葵、その・・・・・・ごめん」
「なんで謝るの?気持ちよかったよ」
ま、そこら辺の男よりはね。
「え・・・・・///」
「ふっ、颯太は彼女居るの?」
シャツに袖を通した。
「今は居ない」
「そっか」
ならめんどくさいことにはならないね。
「葵は2年生だったよね」
「そうだよ」
チラッとネクタイの色を見ると、青色だった。
「颯太は先輩だったんだね」
「うん、まあね」
制服を全て身に付けた颯太は近くにあった椅子に腰を下ろした。
「葵、先に出なよ。一緒に出たらまた変に噂されるでしょ?」
紳士的タイプだな。
「ありがとう」
颯太にキスをしてから放送室を出た。
そういえば、今何時間目だろう。


