「あ・・・・・・・」
私の顔を見るなり、顔を歪めた。
「あんた、なんでここに居んの?」
「俺、放送部で・・・・・・・」
そういえば図書室の上って放送室だっけ。
いーこと思いついた♪
「それより、怪我ない?」
「ちょっと足挫いたかも」
「マジ!?じゃあ保健室に・・・・」
人差指で男子生徒の言葉を止めた。
「それより、放送室で休ませてほしいな」
いつもの営業スマイルを見せた。
「でも、怪我したなら・・・・・・」
「ちょっと休ませてくれれば大丈夫だから」
「そう・・・?なら・・・・・・」
掛かった。
「肩貸すよ」
結構純情タイプ、かな。


