「子供は2人が愛し合ってできるもんだろ?」 「そう、なのかな・・・・・・」 あぁ、またその顔。 家族に関わる話をするといつもこういう顔をする。 自分は知らない。 知りたかったけど知ることの出来なかった現実に呑み込まれそうになっている。 「この子を葵と同じ思いはさせないよ。もし、自信を無くして逃げ出しそうになりたければ逃げればいい。その時はこの子と2人でこの家で待ってる。葵が帰ってくるのを、ずっと」 「それって・・・・・」 大きな瞳に輝く物が溜まった。 「あぁ、結婚しよう」