偶に体調を崩していた葵が、今日も体調を崩した。
「葵、大丈夫か?」
洗面台に向かう葵の背中を擦ってやる。
「とりあえず今日は帰れ」
職場でも気分が悪くなるようになり、1日1回はこういう姿が見られる。
それも、授業の無い時間のみ。
授業がある時間と休み時間は平気で居る。
きっと集中力の問題なんだろう。
何もない時間は気が緩んでこうなってしまう。
「だい、じょうぶ・・・・・・」
「じゃないから言ってるんだろ?」
「でも、まだ授業が残ってるから・・・・・・」
「何時限目?」
「6、時限目・・・・・・」
最後か。
確か最後は入っていなかった。
「俺が変わるから今日は帰れ」
「でもっ」
「湊に連絡するから迎えに来て貰え」


