暫く経っても戻って来ない葵が心配になり探しに行くことにした。
やっと見つけた場所はリビングだった。
台所で水を飲んでいた。
「葵、大丈夫か?」
「うん。大丈夫だから心配しないで」
薄らと浮かべた笑顔だが、顔色はとてもいいとは言えない。
「夏バテ、じゃないよな?」
「そう心配しないで。そんなに重たい話じゃないし、ちょっと体調崩しただけだから」
あれがちょっとで済む話なのか?
「死なない、よな・・・・・?」
一度最愛だった人を亡くしている俺にとってとても心配で、怖かった_____
「死なないよ。私は絶対に死なない」
そう真っ直ぐ伝えてくれる葵を強く抱きしめた。
数か月前まで華奢だった身体は、やつれていると言えるほど細くなっていた。


