と、まあこれがちょっとした喧嘩だった訳。
その後に何か事件があったかと聞かれれば、記憶にないと答える。
心辺りなど全くない中、葵のこの微妙な態度にどう接していいか分からないでいた。
「葵」
頬に手を添えるのを合図に、葵の目が閉じられた。
そっと唇が触れると、貪る様なキスへと変わっていく。
トサッ______
「ん・・・・・いつ、き」
指と指を絡め、そっと手を服の中へと侵入させる。
「ダ、メ・・・・・・・。今日、気分が・・・・・」
これで何度目だろう。
最近気分が悪いと断られる。
お陰で夜の営みは永遠にお預けを喰らっている。
「大丈夫か?」
優しく手を引っ張り起き上がらせる。
「うん、大丈夫」


