「ユリ、おめでと~」 「綺麗だよ~」 花弁が舞い散る中、真っ赤なカーペットを幸せそうに歩いている2人。 まるで、境界線を引かれている気がした。 私はあっちの世界には行けない。 幸せそうで 楽しそうで 眩しい 私には程遠い世界。 手を伸ばしても届かない距離。 「帰ろうかな・・・・」 ボソッと口から零れ落ちた。 「何やってんだ」 ___________! 暖かい風が私達を優しく包み込んだ。 「沢野先生に挨拶、行かなくていいのか?」 なんであんたが私を見つけるのよ。