朝出て行った部屋はしっかりと冷え切っていた。 「適当に座って・・・・・?」 「うん」 先程から頷くことのしかしない葵。 まるでその言葉しか知らないかのように。 「何か飲む?」 「うん」 「水でいい?」 「うん」 葵の返事に虚しさを感じながら、2つのコップに水を注いだ。 「はい」 「うん」 手渡しすると、それを受け取り一口だけ喉に通した。 会話が切れ直ぐに沈黙が俺達を包む。