「俺も、お前とこの学校で再会すると思ってなかったさ。ましてや教師だなんて・・・・・・・」
先生驚き過ぎ。
「えーと・・・・・・、伊達先生ですよね?俺、七海雄士です」
「伊達樹です」
2人が交わす握手に、光る物は無かった。
人を観察する癖、治さなきゃな・・・・・・・
「そうだ、増井さん次授業は?」
「今日は終わりです」
「だったら空き教室で話してらっしゃい。積る話もあるだろうし」
ニコニコとしている滝川先生の案を断るには気が引ける。
「じゃあそうしよう、増井」
伊達先生も同じ事を感じたのか、苦笑いで返事をした。
苦笑いするのなら、断ればいいのに
つい可愛くないことを思ってしまう。
「じゃあちょっと話してきますね」
2人に断って伊達先生に付いて行った。


