「増井さん」 ツーショットを視界に入れない様に、視線を外すと滝川先生が横に立っていた。 「何?」 平然と顔を上げる。 大丈夫。 2人は付き合っていない。 きっと伊達先生は留美のことを想っている。 「お昼は?」 「もう食べたよ」 「早いね。じゃあちょっと付いてきてくれる?」 「・・・・・・・・・」 「そんなあからさま嫌な顔しないでよ」 あ、そんなに顔に出てた? 「そんなに重い話じゃないから」 だったら・・・・・・・