あの後、救急車は直ぐに来てくた。
血がダラダラと流れていたのに、縫ったのは2針だけ。
でも、たった2針と思えるのはいいことだろう。
先輩は大事をとって検査入院をすることになった。
先輩が事故ったと聞いて慌てて駆けつけてきたご家族。
駆けつけてくれたのは先輩の家族だけじゃない。
私が事故ったと聞いて湊も駆けつけてくれた。
先輩が上手くご家族に説明をしてくれたお陰で、私はそこまで責められることはなかった。
学校にもこの話はいったらしく、担任が駆けつけた。
だが、先生から連絡がくることはなかった。
「先輩、明日検査ですよね?」
夏にピッタリの黄色系の花束を花瓶に入れながら尋ねる。
「そうだよ」
入院翌日に検査をし、3日後にもう一度検査をして異常が無かったら翌日退院できるみたい。
「ってかさ」
「なんですか?」
先程黄色の花束を包んでいた新聞に花瓶に入ってた花束を巻き戻す。


