「へ~・・・・・。そういえば樹の事“先生”って言ってたけど教え子?」
「あ、あぁ_____・・・・・・」
俺達の関係がばれないか心配で曖昧な返事になってしまった。
「そっか。樹、中学教諭だったもんね」
え__________?
中学教諭・・・・・?
それまで忘れたのか?
「留美「あ~あ。もう着いちゃったね」
留美に言われて気付いた。
邪魔にならない様に留美ん家に横付けする。
「留美。・・・・・・・俺、高校教諭」
「え________。そ、そっかそっか。あれ?私今中学教諭なんて言った?」
笑っているが上手く笑えていない。
「最近よく言い間違えるんだ」
病気の事、記憶が失っていっているのに隠し通すことは変らないんだ・・・・・・・
「留美、俺ってそんなに頼りない?」
俺に言わなということは、頼れないってことだよな?
「違う!」
「留美。俺達本当は、本当は終わってるんだ」


