ご主人様に一礼をしてキッチンの方へ移動する。
「チョコフラッペone、ベリーパンoneです」
「ウィ」
何故にフランス語?
「アオイちゃん、よくメニュー知ってたね」
「さっきミナさんがご主人様に勧めていたんです」
「聞いてたんだ?凄いね」
聞いてたというよりも、聞いたんだけどね。
「言い忘れてた私が悪いね。ごめん」
「いいですよ」
なんとか乗りきったし、今更謝れても仕方がない。
「じゃあオススメメニューについて教えるね。私が言ったフラッペは夏期間限定なんだけど、その期間中なら何時でもオススメでもOKなの。他のメニューから選んでも当然OK。だからと言って今日1日オススメにしなくちゃいけないわけではなく、ご主人様一人一人に変えてもいいんだ」
そうなんだ・・・・・・
「だからご主人様を観察して好みの物を覚えるのもコツなんだ」
観察ねぇ~・・・・・・
月夢の一番苦手な分野じゃん。
緊張して相手をあんまり見れないし。


