「じゃあ私はやろうかな」
「それ、彼のこと忘れたいから?」
「葵にはなんでもお見通しだね」
お見通し、かぁ・・・・・・
「そうでもないよ」
「え?」
「なんか言った?」
「別に」
そうでもないんだ。
先生の考えていることが分かんない。
誰を想ってるのか分かんない。
私は生徒の1人にしか過ぎないのかもしれない。
「ふ~ん・・・・・・・。で、千紗は?」
「私もやろうかな。お金欲しいし、メイド服にも興味あるし」
「そうこなくっちゃ」
パチン、と綺麗に指を鳴らした。
「じゃあ葵も決定ね」
「なんで私は強制なのよ」
「月夢と千紗がお客に言い寄られて助けるのは葵しか居ないでしょ」
あんたがやりなさいよ。


