夏休みも直ぐ目の前。
だが、貯金も底を付いてきた。
光熱費や食費は湊が払ってくれている。
おこずかいもあげる、と言われたがそれはさすがに断った。
流石にそこまで世話になる訳にはいかない。
「葵!ココでバイトしよ!!」
休み時間、携帯でバイトを探していると雫が慌ただしく入って来た。
「雫、待ってよ~」
言葉とは裏腹に落ち着いて入って来た千紗。
「あ、ごめんごめん」
笑って謝っているので誰もが見ても心からの反省を感じられない。
「それよりさ、ココ!」
1枚のチラシをバン!と机に置いた。
「え~・・・・、何何。メイドカフェ、自給1010円。期間は夏休みと同じ期間だ」
私の代わりに薫子が読んだ。
「メイドカフェとかキモ・・・・・・」
『お帰りなさいませ、ご主人さま』
とかやるんでしょ?
だったらキャバ嬢した方がよっぽどマシよ。


