「お待たせ」
「先生遅い」
指導室に来てから3分も待ってた。
「悪い悪い。チャイム鳴ったから授業行って来い。放課後聞くから」
「それ言いに来た訳?」
「当たり前だろう」
何ソレ
私、相談あるって言ったよね?
どうしてそんな簡単に考えるの?
「先生のバカ」
「悪かったって。だから放課後に「先生は全然分かってない!」
目の前に座っている先生に向かって綺麗にラッピングした紙袋を投げた。
「私は相談あるって言ったじゃん!それを軽くみないでよ!」
「すまん、別に軽くみた訳じゃないんだ」
「私は先生が好き。私には先生が必要なんだよ?」
「それは一時の気の迷いで「先生なんて大っ嫌い!」
それだけ叫んで指導室を飛び出した。


