ほうきを持って立っていると、千紗が寄って来た。
「ねぇねぇ、葵はパーティーOK?」
「ん~・・・・・どっちでも」
「だよね。私達は絶対に永遠の友達だよ」
絶対、永遠・・・・・・・
「この世に絶対も永遠もないよ」
「え______?」
「だから、この世に絶対も永遠もないの」
絶対も永遠もあったら私は今頃親に捨てられたりしない。
「なに、それ・・・・・・」
「私、パーティーパス」
「は?なんで?」
「そういう慣れ合いのパーティーとかめんどくさいから」
「葵、本当にそんなこと思ってるの?」
思ってたら何?
「信じらんない!私達の事そんな風に思ってたの!?」
「別に」
「何ソレ。私達の事友達にすら思っててくれてなかったの?」
さっき千紗が叫んだお陰でクラスの注目の的になってしまっている。
「友達ってそんなに必要?」


