「そういうことね・・・・・」
1人納得している男はほっといて携帯に視線を戻した。
「へ~・・・・。お前変ってるな」
あんたに言われたくないわよ。
「さっき匿ってくれたお礼、しようか?」
「別に。匿ったんじゃないわよ」
めんどうが嫌だっただけ。
でも、ちょうど暇だったし。
「いいよ。相手してあげる」
ネクタイを解いた。
「あ、もしかして君が増井葵?」
「あら、私のこと知ってるの?」
ボタンを1つまた1つと外した。
「勿論。結構この学校では有名じゃん」
そんなに有名だったんだ。
「御目にかかれて光栄です」
右手を頬に添え、違う方の頬にキスをしてきた。
「結構満足させてくれるんでしょうね」
悪戯っぽく笑うと、苦笑いを見せた。
ガラッ____


