「・・・・・・けて・・・・・・・助けて!」
やっぱり虐められてたのかよ。
「私、怖くて誰にも言えなかった。それに、彼女達しか友達が居なかったの」
嗚咽を付きながら自分の思いを口にする。
「友達なら私達がなるよ」
言ったのは私じゃないから。
「月夢、今日一緒に帰ろう」
「月夢は1人じゃない」
「らしいよ?」
入って来た千紗達一瞬だけ見ると、驚いた虐めっ子達が視界に入った。
「・・・・ヒック・・・・・・・あり、がとう・・・・・」
「村上、よかったな」
伊達先生が村上の頭を撫でた。
いいなぁ~、私も撫でられたい。
「お前らは居残りな」
ご臨終様です。


