バン_______
「増井!・・・・・・・・と村上?」
息を切らせて入って来た先生。
私の為に走ってきてくれたんだ。
それだけで胸がキュンとなる。
「伊達先生。増井がまた女子に怪我をさせまして」
「あんた耳ある?さっきから私“が”先に手出されたって言ってるでしょ」
さっきもちゃんと説明したよね?
なのにこの頑固親父、相手の話しか信じない。
「そんな訳なかろう。お前は怪我してないんだからな」
チッ、一発殴られときゃよかった。
「そもそも今回もお前が人の彼氏に手を出したんだろ?」
「私もうそんなことしないし。それに、こんな奴らに彼氏がいると思う?」
「増井!」
怒鳴ったのは伊達先生。
「なんで先生が怒鳴るのよ!」
「言い過ぎだ」
「大体コイツ等が松本虐めてるのが悪いんでしょ!」
ビシッと松本を指した。
「村上な」
え?あぁ・・・・・・・


