ガラッ
「・・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・」
2人掛けのソファーに寝転がって携帯を弄っていたら、息を切らせて入って来た人が1人。
「ごめん、ちょっと匿って」
太陽の光に反射して光る茶色い髪。
身長が高く、隠れれるのか?と思う。
「ご勝手にどうぞ~」
一瞬だけ男に視線をやると、携帯に視線を戻す。
「じゃあ遠慮なく」
ドカドカとこっちへやってくると、壁と私が座っているソファーの間に隠れた。
は?
なんでココに隠れる訳?
ガラッ
またドアが開いたと思うと、荒々しく女性が開けた。
「智久どこ!?」
この女から逃げてたわけね。
私は相手をせず、携帯を弄り続ける。
「ちょっとあんた!」
私か・・・・・
だってここに居るのは私とこの女と・・・・・・
隠れてる智久?だけだもんね。


