時間があっては増井のことを考え、どうしたらもうちょっと素直になってくれるかと考えていた俺。
まあ他にも色々と考えてたさ。
そしてテストが終わり、落ち着いてきた今日、増井を指導室に呼んだ。
増井の男癖を解決出来たらと思っていたのに、何故か告白された。
「先生、好きだよ」
「へっ!?」
思わず変な声が出たさ。
しかも諦めさすことは出来ず
「言ったわね?」
涙に騙されてしまった。
しかもレディーの嗜みとか知らねぇよ。
どうする、俺?
留美だって居る。
それに俺は教師だ。
こんなこと学校にばれたら俺どうなんだ?
とにかく、素っ気ない態度を取ろう。
それで勘違いだったと思わせればいい。


