「うわっ、その態度傷つくな~」
新は勝手に傷ついてろ。
「葵?誰だったの?」
訪問者が気になったのか、雫が顔を見せた。
「あ、イケメン。葵、どういう御関係?」
私の肩に手を置く雫は顔が輝いている。
「茶髪の方が昔からの知り合い。黒髪の方は知らない」
「おいおい、その言い方はないじゃん。演奏を聴かせた仲じゃん」
聴いてなんかいなかったし。
「で、大学生がこんな所でなにしてるの?」
「大学生!?」
雫さん、目が輝いてますけど?
対照的に2人はビックリしている。
「あの、私に勉強教えてくれませんか?新さん」
新狙いか・・・・・・
「君可愛いね。可愛いからサービスしちゃう」
節操無しが。
「こっちです」
自分ん家かのように新を上げた。
ココは私の家なんすけど・・・・・・


