「そんなあからさまな顔しないでよ。傷つくな~」
ヘラヘラと笑っている所から傷ついてるようには見えない。
「湊、ベッド借りる」
「もうお休み?」
「うん。新、あんたはベッドに入って来ないでよ」
「俺は?湊はいいわけ!?」
ワーワー騒いでいる新を無視してベッドルームに案内してもらった。
「ここがベッドルーム」
へ~・・・・・・
「男一人なのにベッドは大きいのね」
クィーン、いやキングはあるね。
「買った時の気分で」
なによそれ、思い付きで買える金稼いでんのね。
「それより、新はってことは俺はいいわけ?」
あぁ・・・・・・
「いいよ。湊はね」
私を傷つけないって信じてるし。
「おやすみ」
「ふっ、おやすみ」
今晩湊は私に手を出してこなかった。


