ぶかぶかのスエットを借り、洗面所を出た。
「湊、お風呂ありがとう」
「いーえ」
「髪から滴る雫。エロイ」
顎に手を添えてそう語る新はオッサンそのものに見えてくる。
「よし、今日一晩買おう」
「いいよ。オッサン相手にするの慣れてるし」
「オッサン!?」
派手に傷つく新と裏腹に爆笑する湊。
「新ってさ、実は何歳?」
「20歳だけど?」
ハタチ・・・・?
「湊って20歳だったよね?」
「そうだよ」
ってことは・・・・・・・
「同期・・・・・?」
「正解~」
「ウソでしょ・・・・・・・」
湊より年上かと思ってた・・・・・・・
てか今までの発言からしてもっと上でしょ。


