「うん、よし。これで」 結局決まったのは黒のドレス。 アクセントにゴールドが入っている。 足元には黒のピンヒール。 こんな高いの滅多に履かないし・・・・・ 「行くよ、葵」 手を引かれて店を出た。 「私にこんな服貢いで何考えてるの?」 「別に。今から俺ん家行くけど足大丈夫か?」 そう思うなら制服を返して。 「まあそれだけのスピードで歩けるなら問題ないだろうけど」 その自信、女慣れしてるから言えるよね。