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学校からの帰り道、いつもなら楽しく会話をして帰るはずなのに、会話は少なくボーっと歩いていた。
空は晴れているわけでもなく、雨が降っているわけでもない。
分厚い雲が居座っていて、ところどころ切れかけている場所から、青と白に近い水色、それから朱色が綺麗なグラデーションを作り上げている空が少しだけ見える。
曇っていると言うのにもちょっとおかしい、そんな曖昧な感じが今の自分達にお似合いだ。
そう言われている気分だった。
「最近言われてなかったのに、今日、また言われちゃったね」
徐に言った彼女は悲しそうに笑う。
なんのことかなんて、すぐに分かった。
だけど、いきなり確信をつくような言葉に少なからず動揺し、すぐには何も言えなかった。
双子だから、恋愛感情を持つのはおかしい。
ずっと、言われてきたことなのに、未だに言われる度に胸が痛むなんて本当に僕は弱い。


