「………頭痛い」
泪が涙目で弱音を吐いたのは、勉強が始まり2時間位した頃
確かに疲れたな……て、もう8時か…
『…よし、そろそろお開きにしよーぜ?』
「…ぅん」
オレの言葉でパタリと倒れ込んだ泪
尚輝も寝た
『まあ、頑張ったんじゃない?後は、泪がどれだけ勉強するかだ。あ、尚輝も』
教えられるものは教えた
後は記憶するだけ
それは、手伝えないだろ?
記憶の仕方は教えたけど
「…うーん、でも朔月君の教え方分かりやすいね。俺もつい聞き入っちゃった」
「俺も…」
慎二と翔も教科書を閉じ、ソファに身を任せた
『そうか?ありがと。あ、お茶とかいる?』
「ううん、これ以上お邪魔したら悪いし、帰るよ。ね?光樹」
「……………、」
慎二が光樹の肩に手を置いて話をふる
だがしかし、うつ伏せになって多分寝ているソイツは無反応
チッ
いつの間に寝やがった…?
人ん家で良い度胸だな
『おい、光樹、起きろ!』
近くにあった座蒲団を投げつけると光樹の頭にボスンと当たる
慎二はクスクス笑いながらシャーペンを手にしていたから…おー、危ない危ない
「…………?」
目を細め、恐ろしく目付きが悪いヤクザのような顔の光樹
あ、ヤクザか
『おはよう?勉強のために来たんじゃなかったのかな…?』
「うぉ、殺気を出すんじゃねえよ…」



