先輩と私と。

笹浦先輩の番になっていた。


先輩は、


周りを見渡しながら、


演説をする。


私とは違って、


本当に生徒会をやって、


本当にこの学校の支えになりたいんだな、


っていうのが滲み出ていた。



その後姿が、


いやに力強く見えた。



笹浦先輩が演説し終わって、


私の隣に帰ってくる。


さっきのお返しに、


私もピースをした。