戻ってきた頃には終わりかけていた。




私が飛んでからがクライマックスだったらしいけど、






多分それを見てたら、意識が飛ぶではすまなかったと思う。




「飯にするか」




腕時計をみてそういった。




私は携帯を開く。






12時半を少し過ぎたところだった。






「うん」





























家に帰ったら遅い、とお母さんに怒られ、






お土産も買わなかったのか、と弟に怒られ、





彼氏なんて作ったのか、とお父さんに怒られた。





でも最終的には、





楽しかったとはしゃぐ私を見て、






「莉生が楽しかったんならいいね。最近元気なかったし」




と親は言ってくれた。





「お土産」



と終わったことを弟は言い続けた。






顔を合わすたびに言われ続け、お土産攻撃が終わったのは3日後だった。