「ん………っ」



俺のマンションが見えだした頃。

お前が目を覚ました。

「ん………


……あれ?
もぅ家?」


「おはよ…笑”」

「もぅ、かえってきたの?
ほんとにどらいぶだけじゃない。」


お前は寝ぼけ眼のまま、
こちらを向いてくすくすと笑う。


とろんとした目で、
ひらがなしゃべりで。


俺はその言葉を笑って流す。

「お前、ずっと寝てんねんもん。」


「ごめぇん……
でも、なんでわざわざへいじつにどらいぶ?」