「陽斗先輩」 「あ?」 呼ばれて起き上がるとそこには奏心がいた。 「何してんの? お前……」 「陽斗先輩こそ、サボり?」 「……お前に言われたくない」 「あーわたしはサボりじゃないですよ。1限、自習になったんですよねー」 そうニコニコ笑いながら奏心がオレの隣に座る。 それ、同じじゃね? まぁ、いいけど……。