「……どういうこと?」 「……昨日、誰かが見たって」 「何を?」 「お前と、オレに似た優斗と手ぇ繋いで歩いてるとこ」 「えっ?」 若葉が顔を赤らめる。 「みんな、優斗がオレだと思って、オレと若葉が付き合ってるって……」 「はぁ? 何それ。ありえないし!」