「でもね、わたし、イルカいっぱいくれる人がいいなぁ。くれる?」 「うん」 この時、オレと優斗は同時に返事をしたのを覚えてる。 多分、オレも優斗もお互いに負けないくらいイルカをプレゼントするって決めてたと思う。 「17歳の誕生日までにいっぱいイルカをくれた人と結婚するんだ」 その言葉を残して若葉はまた、水槽のイルカを見つめた。