式が終わり、担任の挨拶も終わって、よし、帰ろう。とカバンを持った時
「支倉♪」
うしろからにゅっとあたしの前に顔を出してきた。
「わっ!結城くん…!」
「ひとりなら俺と一緒に帰ってよ。」
そういって、にこにこ笑う彼にびっくりしながらも
「…いいけど。」
と答えた。
中学ん時は友達なんていなかったし、誰かと一緒に帰るなんて本当、いつぶりだろう…。
そう考えると少し嬉しいかも…。
そう思っていると、
「なーに、にやけてんの?
俺と帰れんのがそんなに嬉しい?」
なんて、いじわるそうにいうから、
「ばか!にやけてないもん。」
そう言い返した。
だけど
やっぱり、わたしはきっとにやけてたんだろうな…。

