ーーこれが、たった今、あたしの出来る『やるべきこと』。 あたしは何事もなかった様に、自分の席に着いた。 いつもなら怯えながら聞いていた周りの子たちのひそひそ話す声も、今日は気にならなかった。 視線だって感じた。 でも、いつも以上に気にならない。 その視線が園村くんのであったとしても……。