あたしの事好きって言ってくれたのも全部嘘だったけどね…。 「もう、ヤケだ。」 ービリッ!! あたしはラッピング用紙を手で破って、チョコを口の中に頬張った。 「あんな奴…!!! 絶対に見返してやる…!!!!」 もうこの時、あたしは何をしなければいけないのか分かっていた。 ー変わってやる‥‥!!! 結局あたしはそのまま学校をサボって、家に帰った。 こうして、あたしの初恋とバレンタインデーは終わった。 園村くんを思って作ったチョコは、 ーー‥‥何故か、苦い味がした。