溺愛系と天然系が恋しました!




…どうしよう。

手に取ったはいいけど、上手く穴に入れるだなんてあたしに出来るの?

人がやっているのを見たことはあるけど、それは熟練者の動作であってっっ。

未経験のあたしが、一人でこんな…
男3人の目の前で、しかもこんな緊迫した空気の中でだなんて。


アレを手にしたまま微動だにしないあたしに苛立ちを感じたのか、忠犬が捲し立てる。


「はっ…。怖じ気づいたのか?…なら貸せよ。
俺が先に穴に入れてやる。柳田の前で…。」



「うるさいわよ忠犬っ!!
さっきから太一君の事を『柳田』って言ってみたり『太一』って言ってみたり!
もどかしいのよ、バカっ!!」



「-----っっなっ!!」



あたしの言葉に驚くばかりで反論してこない忠犬。
その忠犬に目線を向けると…



…また、鼻血を流していた。