学校一のモテ男といきなり同居

ヤキモチにしても、度が過ぎる。




それに…




前の郁実なら、こんな態度をとったかな。




もっと、余裕ぶってたはず。




こんな風に上から重圧をかけてくるような人じゃなかったし、




あたしが不安なときには、ちゃんと優しい言葉をかけてくれるような…そういう人だった。




芸能界でちやほやされて、郁実は…




以前と少し変わってしまったのかもしれない。












「いつも失敗ばかりしてるはずなのに、あたしを信頼してくれた社長がチャンスをくれたの。

成功したから、お祝いの言葉をくれただけだよ」




「わざわざ?」




「そうだよ。あたしにしたら、1件の仕事をとってくるだけで大事なの。

なにもかもうまくいってる郁実には、あたしのこんな気持ちなんてわかんないよね…」