学校一のモテ男といきなり同居

この妙なテンションは、そのせいなの?




いつもと少し違う郁実に、また違ったドキドキが芽生える。




それに、免許とったとは聞いてたけど…




ホントに車に乗るんだ!?




郁実の助手席に乗るのは、初めて。




「この車、どうしたの?」




「親父の。今、借りてるんだ」




「そうなんだ。おじさん、もう何も言わない?」




「ああ」












郁実のおじさんは、2年前に転勤が決まり、起業を諦めてまた日本に戻ってきた。




おじさんは、前ほど郁実に厳しく言わなくなったんだって。




なんとか高校も卒業したし、芸能界では成功。




言うことは…ないよね。




郁実も戻る家ができたこともあって、すぐに高木さんのアパートを出た。




そのことであたしの心配の種も少し減ったんだ。




郁実は、今は自宅から仕事場へ通っている。




せめてもの親孝行…なんだとか?




人気者だから、自宅から通うっていうのも、それはそれで大変みたいだけどね。