学校一のモテ男といきなり同居

完璧すぎる変装に、ビックリ!




「郁っ……んぐっ」




「名前を呼ぶの、禁止。会いたかった…」




口を手で塞がれたかと思うと、そのまま抱きしめられた。




「うん…あたしも……って、こんなところで大丈夫!?」




あたしの方が、慌てちゃうよ。




「ヘーキ。俺だってわかんなかったろ?」




「そうだけど…どうしたの、それ」




「たまたまダチがバイトしてて、交代してもらった。……で、昨日の夜、お前どこにいたの?」




「……えっ?」




突然何の話かと思えば!




疾しいことをした覚えはないけど、ドキッとした。




その表情を、郁実は見逃さない。












「あ…え、と。昨日は飲み会が…」




「まっすぐ家に戻った?ひとりで?どうなんだよ」




うっ……。




何も言えないでいると、郁実に軽くニラまれた。