「それはね、白雪の策略だから。郁実くんを見て、大騒ぎだったよ。

多分、ミキオくんの前ではしゃげないから、あのタイミングで売店に行かせたの」



友ちゃんのチクりに、白雪ちゃんが真っ青になっている。




「ち、違うのよ!!」



「マジかよ!おい、やっぱまだ郁実先輩のこと…」



ミキオくんが、白雪ちゃんに詰め寄る。



「ホントにお腹が空いたの。ミッキー、ありがと。大好きだよ」



白雪ちゃんがチュッと頬にキスしただけで、ミキオくんはメロメロ。












そう…やっと、白雪ちゃんにミキオくんの想いが通じて、晴れてお付き合いをしている2人。



ミキオくんは、いつも白雪ちゃんの尻に敷かれっぱなしだけどね。



それでも、なかなかいいカップルなんだ。



友ちゃんは相変わらず、イケメンが大好きで。



今は大学に通いながら、アイドルの追っかけをやっている。